印刷のグラフィックとDMMが3Dプリントサービスを開始!!
3Dプリント戦国時代!!まだどの企業が市場で主導権を握るのか、全く予想のつかない3Dプリント業界ですが、今週、相次いで二社の3Dプリントサービス開始のニュースが飛び込んできました。
紙の印刷でおなじみのグラフィック社
一社目は、総合印刷で有名なグラフィック社。平面から立体まで、総合印刷会社としてさらに幅を広げるという感じでしょうか。3DCGを趣味とするいわいとしましては、いまほど一般的に広く認知されるよりもずっと前から3Dプリントに注目していました。
数年前までは、3Dプリントのサービスを提供する会社も少なく、素材も限られており、自宅で3Dプリントなんてまだまだという感じでしたが、最近は素材も多種多様で、10万円以下の3Dプリンタも登場。段々と現実的になってきました。
で、グラフィック社の3Dプリントは、11種類もの素材から選べるようです。樹脂や石膏は知っていましたが、金属やセラミックなんていうのは、どうやって印刷するんでしょうかね。
いまなら20%オフってところも魅力的です。制作事例として、グラフィック社のウェブサイトに掲載されることを条件とした値引きのようですが、クリエイターの人はむしろ掲載して欲しい人が多いのでは(^^
グラフィック社の3Dプリントサービス
ネットサービス大手DMM
動画、電子書籍、DVD/CDレンタル、証券、ゲームなど、なんだかドンドンと扱うサービスが増えているDMMですが、ついに3Dプリントまで開始しました。素材は5種類のようですが、とりあえず遊んでみる分には全然いいかなと思います。
やはりビジネスなので、より多くの人に使ってもらって初めて利益が上がって事業として成り立つわけで、裾野を広げるためにより簡単に見せている感じがします。
DMMの3Dプリントサービス
でも、やっぱり3Dプリントってまだまだ一部の人向けかな
一般の人への認知度は爆発的に向上した3Dプリントではありますが、じゃあ、どれだけの人が利用するかというと、まだまだ少ないかなと思われます。
自分の欲しい物が作れることが、3Dプリントの魅力だと思いますが、3Dソフトを使ってのモノ作りって、一般の人の感覚から考えると、かなりハードルが高いのではないかと。
機材やサービスが普及して、色々な場所でワークショップが開かれて、実際に3Dプリンタを見て、プリントしたものに触って、慣れ親しむようになってから広がって行くんじゃないかな〜
生まれたときからインターネットがあるようなデジタルネイティブな世代だと、思いのほか簡単に馴染んじゃうかもしれないけど。今後も、3Dプリントの世界には注目していきます。