いきなり始まるロボット対怪獣の物語!!
連日、猛暑日が続く今年の夏ですが、パシフィック・リムも熱かった!!ってことで期待のハリウッド謹製ロボ映画を早速見てきましたよ。いわい的に超オススメなパシフィック・リムについて、できるだけネタバレしないように、魅力を伝えます!!
冒頭、いいね!と思ったのは、ロボット対怪獣の戦いに至るまでの経緯が、いきなり説明されて、すぐにロボ達の戦いへとストーリー展開されたところ。
もう、皆、事前の情報で、この映画がロボット対怪獣の物語であることは百も承知な訳で、前半一時間でロボットを建造して、終わりがけになってやっとロボ対怪獣!!みたいな流れだと、もっと見たいぞ!!という消化不良になると思うのです。
しかし、ギレルモ監督はわかっていました。わかる人でした。わかりまくってました!!(もうええ)もう、いきなりジプシー・デンジャー(主役ロボ)登場ですわ。もう、わかりやすすぎます。で、巨大すぎる怪獣との戦いが開始されます。
ロボットの戦い方が熱い!!熱すぎる!!そして、でかい!!
人類の英知を結集した最終兵器「イェーガー」(人型巨大ロボット)ですが、戦い方は、プロレスラーのような勇ましさ。鉄の拳でガンガンと怪獣をどつきます。
この映画を見に行く以上は、「人型の巨大ロボ以外の兵器を作ればいいんぢゃ」とかいいっこなしです。いっちゃだめです。いう必要がありません。だって、それを見るための映画なんだから!!
巨大ロボの戦いといえば、変形ロボが活躍するトランスフォーマーシリーズが記憶に新しいですが、もう、そんなスケールじゃありません。
トランスフォーマーの主役ロボ、オプティマス・プライムが、身長8.5メートルほどなのに対して、パシフィック・リムの主役ロボであるジプシー・デンジャーは、85メートルです!!ビルの高さなら、4階と40階ぐらいの差があります。
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当然、映画では、いかにその巨大感を表現するかが大きな課題となるわけですが、その点は見事でした。この迫力は、ぜひとも映画館で味わいたいものです。
芦田愛菜ちゃんの存在感がすごすぎる!!
出演シーンは短かったものの、重要なシーンで登場した芦田愛菜ちゃんですが、存在感は圧倒的なものがありました。あの年齢で演技をできるって、本当にすごいですね。
日本へのリスペクトに溢れている!!
ギレルモ・デル・トロ監督は、サイバーパンク映画「AKIRA」のヒットで世界中にその名を轟かせた大友克洋のファンだそうで、来日した際には、長時間の会談を行ったそうです。で、映画に出てくるある人物が、AKIRAの大佐をモデルにしたという驚きの発言もあったそうです!
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他にもロボに人が搭乗して、コクピットがロボ本体と合体するシーンなんかは、往年のロボットアニメを彷彿させますし、字幕版で見ましたが、怪獣はそのまま「Kaiju」と呼ばれています。
菊池凛子を準主役として扱うあたりも、日本への経緯を感じるところであります。他にも本当に細かいこだわりを感じるシーンがテンコ盛りです。
そして、エンドクレジットでは、ある偉大な映画を生みだした日本の監督への経緯を表する一言がありました。胸熱です。いや、正直、最初は誰かわからなかったんですが、後で調べて、おおーってなりました!!
そして、次の動画はいつYouTubeから削除されるかわかりませんが、ギレルモ監督のオタクっぷりがよくわかる映像です。いや〜さらに監督のことがすきになりました。
脇役ロン・パールマンがいい味を出している!!
ギレルモ・デル・トロ監督の代表作である、「ヘルボーイ」では、主役にロン・パールマンを起用したい原作者と監督が、著名俳優を使いたいスタジオ側と対立し、実に七年もかけてスタジオ側を説得したそうです。ヘルボーイは、見事、ヒット作となりました。
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そのロン・パールマン、今回は脇役として非常にいい味を出しています。こういう脇役の存在感も物語を面白くしています。
てなわけで、迷ってたり、スカッとしたいぞ!という人は、パシフィック・リムで間違い無し!!できるだけ大きなスクリーンで見ることをオススメします!!