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Channel: クリエイティブ – iwaimotors blog
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展開図作成からレーザーカッターでダンボールロボットのパーツ切り出しまで!!

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時間がない!!とにかく急げ!!

いわい(@iwai)です!!前回は、ダンボールロボットの設計についてお伝えしましたが、今回は展開図作成から、レーザーカッターを使ってのパーツ切り出しについて、お伝えします!!

 

デザインチェックを終えて展開図作成!!

深夜までかかって作成した3Dデザインをキャプチャして、テレビ局にメール。デザインの要点などを大まかに伝えて、ゴーサインが出るのを待ちました。

正確な時間は覚えていませんが、デザインについて承認してもらったのは、お昼の2時ぐらいでした。前日、イメージ画を見せてもらってから、ちょうど、24時間後ぐらい。オレ、イイ仕事してるわ〜w

まあ、テレビ局側も時間がないことは重々わかっており、また、オリジナルなものなので、デザインに関して具体的なイメージもなかったので、このあたりは比較的ゆるやかでした。

確か、この段階で頭にインカムのようなものを装着するので、その点も考慮してねと聞いた気がします。ちょっと、うろおぼえだけどw

さて、大変なのはここから。3DCGデータは、MODOというソフトを使って作りましたが、このデータを元に、ペパクラデザイナーというソフトを使って、展開図を作らなければいけません。

ペパクラデザイナー3+六角大王SuperLE
by カエレバ

 

展開図まで作って、やっとこ、本当の意味での設計図ができます。最終的にできあがった展開図は、こんな感じでございます。

boymen_tenkai

展開図が作りやすいように、あらかじめ、MODO上でパーツをバラバラにしておいてから、ペパクラデザイナーに持ち込みます。上の画像の右側が展開図ですが、小さな四角の仕切線の中に、パーツを並べているのがわかりますかね。

画像が小さいので、わかりにくいですが、小さな四角のサイズは、600mm x 400mmになっています。これは、その後に使うレーザーカッターにダンボールをおさめられる最大寸法…のつもりだったけど、実は、600mm x 300mmでないとダメなことが、後からわかりましたorz

ともあれ、その大きなサイズのダンボールが36枚という想定。うまくいかずに調整することも十分あり得るため、実際にはもっと余裕を見ておく必要があります。

購入していたダンボールの枚数では足りないんでは?!とか、もう考えててもしょうがないので、次の行程へ!!

 

レーザーカッターでパーツを切り出すためにエランズクラフトさんへ!!

大量のダンボールを車に積んで、あらかじめ、連絡をしてあったエランズクラフトさんへ出陣!!申し訳ないことに、到着したときには夜の7時を過ぎており、真っ暗になっていました。

boymenRobo6

エランズクラフトさんに到着し、レーザーカッターに収まるサイズを確認。東急ハンズで購入したダンボールのサイズは、900mm x 600mmだったので、ちょうど、3枚に切れば良いことがわかりました。

枚数が増えることになったのは良かったものの、展開図の配置をそのサイズよりも大きい想定で作ってしまったことが悔やまれました。

まあでも、やっちゃったことはしょうがないので、今できることに全力投球して、ダンボールを切りまくります。ちなみに、結局、いわいが持ち込んだダンボールだけでは足りませんでしたが、なぜか、ダンボールをイッパイ持っているエランズクラフトさんから、足りない分を支給していただきました。

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1枚数百円のダンボールを、数千円分購入。東急ハンズの名駅店で、最近、妙にダンボールが売れるのは、いわいのおかげですw

boymenRobo11

レーザーカッターでは、出力を調整することで、ダンボールを完全に切ってしまうだけでなく、表面だけ切ることもできます。

なので、折り目を入れたいだけのところは、完全には切らず、表面だけを切ります。データ上は、完全に切る部分と、浅く切る部分とを色分けします。

本当は、そこまで作り込んだ状態でデータを持ち込まなくてはいけませんが、いわいがベクターデータを編集できるソフトを持っていないため、エランズクラフトさんにデータ修正をお願いしました。ごめんなさい、ごめんなさい(>_<)

ペパクラデザイナーからは、eps形式でデータを書き出せるので、レーザーカッター用にはその形式でデータを持ち込みますが、なぜか、ペパクラデザイナーから書き出したデータは、ベクターがぶつ切りな状態になっていたり、同じ線が二重になったりしています。

もしかしたら、Illustratorなら、適切な形で開けるのかもしれませんが、いわいは、そんな高価なソフトは持っていないので、まだ、試せていません。

Illustratorじゃなくても、ベクター系のソフトぐらい買えばいいんじゃないの?と思われるでしょう。いわいは、Mac環境ですが、Macには、とても良さげなベクター系のソフトが多数あります。

でも、残念ながら、そのどれもが、ペパクラデザイナーから書き出したeps形式のデータをうまく読み込めませんでした。唯一うまくいったのが、エランズクラフトさんが使っている、Corel Drawでした。いま、ちょっと、購入検討中。

CorelDRAW Essentials X6
by カエレバ

 

さてと、そんなわけで、エランズクラフトさんの全面支援を受けつつ、ひたすら、ダンボールの切り出しを行います。

boymenRobo8

どんどこ、パーツがカットされていきます。

boymenRobo9

目の部分も、レーザーカッターならこんな感じで切れちゃいます。手切りだったら何時間かかることか…穴を開ける部分は、CGソフト上で作ると面倒なことになるので、epsデータに書き出してから、付け足しました。

boymenRobo10

視界良好!!w

boymenRobo13

量が多かったのと、いわいが持ち込んだ時間が遅かったということ、さらにはデータ修正・調整が必要だったことがあり、結局、パーツの切り出しが終わったのは、夜12時30分過ぎでした。

普通なら、もう帰れ!!とあしらわれても、全く文句の言えないところですが、状況を配慮して、いわいの無理なお願いにも快く応じていただけました。

本当に、本当に感謝しております。エランズクラフトさんの協力無くしては、今回の件は間に合わせることができませんでした。

中部圏のクリエイティブ系の皆さんは、ぜひ、エランズクラフトさんに遊びに行ってみてください!!駄菓子もあるよ!!wエランズクラフトさんについては、いわいの過去記事をご参照ください。

大人も子どもも楽しめる空間!!「3Dプリンタやレーザーカッターが使える駄菓子屋」エランズクラフトさんに行ってきました!!

ちなみに、よく、クリエイティブ系のお仕事をしている人かと聞かれますが、いわいは、ホスティング会社勤務で、ダンボールとか3DCGとかは、仕事とは全く関係がありません。あくまで趣味です。趣味にしては、レベル高いねって言われるとウレシイので、お願いしますw

この日は、日曜日だったので、翌日からは普通に出社して仕事です。翌週末が納期であるため、この日に全てのパーツを切り出しておかなければ、間に合わないということで、エランズクラフトさんには、非常識なお願いをしてしまいました。

こんな無理なお願いだったにも関わらず、終始笑顔で対応してくれたエランズクラフトさんには、何度、御礼を言っても足りないぐらい感謝しております。本当にありがとうございます。

次からは、いよいよ、パーツの組み立てに入っていきますよ!!

 


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